渡米遠征27日目 急がば回れ~手料理パラダイスと恩師の言葉~
こんにちは。こんばんは。フィッシュ&チップスのフィッシュかもです。
今回は2019年2月11日(月)16時頃から、12日(火)5時頃までをお届けします。
そーつか君の行動する音で起きた、かも。
身支度を整え、ブログを書く。
途中、買い出しに出るNuja。
なかなか帰ってこないので、外でご飯でも食べているのかと思い、一人ご飯にする。
ご飯の内容は昨日と変わらず。
食べ終えたところでNuja帰宅。
背中のリュックに加え、両手一杯に荷物を抱えている。
どうやら今日を休息日にして、料理を一杯作るのだという。
かもも疲れが残っていて、メンタル状態も悪かったので気晴らしに付き合うことにする。
手料理パラダイス
この日の料理長はNuja。
まずは指示に従い、生姜をみじん切り。
ほうれん草を下茹でする料理長。
豚肉をスライスする、かも。
醤油、酒、砂糖とみじん切りした生姜を合わせます。
そこにさきほどスライスした豚肉を漬け込む。
ほうれん草は適当な大きさにカット。
卵を割って、
ベーコンを細切りにする。
卵を溶き、
ベーコンを炒める料理長。
ほうれん草を投入。
コンソメをスープに溶かし、
流し込む。
今夜の料理のお供はハイネケン。
ライブハウスで良く目にしたお酒。
個人的には、大阪のライブハウス、南堀江knaveのイメージが強い。
きらきらしたミュージシャン時代がよみがえる。
飲みつつ、料理しつつ、流す音楽。
飲酒×料理×音楽=幸福度上昇の方程式の偉大さたるや。
買うことは楽しい。
切ったり炒めたりすることは粘土細工のような工作の楽しさがある。
しかも、完成品は美味しい。料理は魔法だ。
人はすべからく幸せになるために生まれてきた。
ならば、かく心の赴くままに自由に生きよう。
現代人は仕事のための仕事に追われ過ぎだとさえ思えてしまう。
酒と食と音楽で、これほど幸せを感じれるのだから。
さあ
乾杯しやう
乾杯しやうぢゃないか
人といふものどもに
善人も悪人も
いつの世も
人は繰り返す
膿むには余りに長く
学ぶには余りに短い
時の螺旋状
だからこそ好く欲し
好く発するのだろう?
命など
陽と地と詩とで満たされるほどのものなのに
(「HUNTER×HUNTER」30巻より抜粋)
溶き卵を流し込んで、塩コショウで調味したら、一品完成。
どかっと皿にひっくり返す、料理長。
つまみつつ、次の料理に移る。
油とほうれん草の組み合わせって美味しいよなぁ。
じゃが芋をざく切り。
玉ねぎと炒める。
ここにもベーコンを投入。
コンソメスープを入れ、パルメザンチーズ投入。
ジャーマンポテトの出来上がり。
熱したチーズのうまいことよ。
さらに料理長は、サッポロ一番に手を伸ばす。
鍋の残りの白菜をざく切りして投入。
卵も入れて完成。
料理長の作るラーメンと並行して、かもは豚肉を炒め始める。
両面に焼き目を付けたら、白菜で蓋をして蒸す。
鍋が小さかったので、中華鍋に移す。
漬け込みに使った調味料をすべて投入して、汁気を飛ばす。
生姜焼きの完成である。
そして、恒例のジントニック。
すっかりNujaに酒漬けにされる、かも。
強制は全くされてないですけどね。
美味しいって知ってしまったので、Nujaが飲みだすとついつい飲んじゃいます。
完成した食べ物たちで宴会をしていると、同じ宿に泊まっている方がオーブンで調理をし始めました。
玉ねぎ、茄子をざく切りにし、手羽元とオーブンにかける。
オリーブオイルと、ホットソース、シーズニングとブラックペッパーを使ってたかな。
アルミホイルの皿を使うことにより、このままオーブンにかけられるし、洗い物も少なくて済む。
今度真似してみたい。
「東大を目指す君たちが、1週間に1日、いや2日の休みを入れられなくてどうする?」
食後は洗い物をして、部屋でごろごろ。
Nujaと「みんはや」で対戦。
「みんはや」のプレイ時間や知識量の差に加え、頭が回らないこともあいまって惨敗を喫す。
こんな状態でポーカーをしにいっても負けるだけ。
今日は休んで正解だった。狭くなっていた視野に気づく。
酔いつぶれて寝る。
そーつか君の帰宅で目を覚ます。
ジントニックを飲み、音楽を流しながら、この27日目のブログを書き連ねる。
この日の音楽は、NujabesやDJ Okawari。
心地よい世界へ連れ出してくれる。
ヘッドホンを持ってきて本当に良かった。
「東大を目指す君たちが、1週間に1日、いや2日の休みを入れられなくてどうする?」
脳裏に浮かぶ恩師の言葉。
数学の時間を作詞に当て、3年間をすべて路上ライブに費やし、3年の夏休みに同級生にベクトルを教わり、センター試験後に受験勉強を始めた高校時代。
当然のように迎えた浪人暮らし。
このままではだめだと思い、環境を変えたくて同級生の少なさと校舎の綺麗さで選んだ、河合塾大阪校。
運よく入れた最上位のK1・K2クラス。
阪神大震災のあおりを受け、父が勤めた中小建築会社は倒産。
幼少期の頃に、実の孫以上に可愛がってくれた近所の老夫婦が遺してくれた100万円。
これがなければとてもじゃないけど通うことはできなかった。
公立しか通ってこなかったかもと全国トップレベルの中高一貫生との出会い。
午前中は勉強して、午後はサッカー、帰り際には宇宙の外や多次元世界など好奇心の赴くままに議論を交わす。
「お前は京大に行け」という現役時代の担任の言葉を無視して、受験勉強するならと安易に第一志望に設定した東大。
怠け者のかもは、数学と英語が足を引っ張ってB判定にしか達せず、センター失敗にひよって結局他の大学に逃げてしまったのだけれど、その浪人生活はとても刺激的で、定められたレールの外に広がる世界を感じさせた。
(回りまわって京大にたどり着いたとき、その相性の良さに高3の担任の見通しの正しさと素直に聞けないかもの愚かさを痛感したものです。)
最上位クラスは、その予備校のトップ講師たちが業を授けてくれる。
その中でも現代文の竹国先生の解説は、論理性の高さに脱帽するレベル。
ちなみに、その竹国先生が携わった「現代文と格闘する」は、これを真剣に2回こなせばどの大学受験でも困ることがないばかりか、大学入学後のレポート作成や論文試験にも役立つ名著です。余裕で太鼓判。
その竹国先生が、開講間もなく浪人生たちに投げかけた言葉。
それが「東大を目指す君たちが、1週間に1日、いや2日の休みを入れられなくてどうする?」だった。
かもはこの言葉を、効率と持続性を問いかける言葉だと理解し、人生の時々において指標にしている。
1週間に2日も休めないような効率の低さではおよそ持続は困難で、最終的に到達できる程度も知れている。
上を目指すならばこそ、十二分に休みを挟めるくらい効率の高さを追求すべきだと。
休むことで頭もからっぽになり、今回の視野の狭さのように、多くの気づきも得られますしね。
前日に20時間稼働をしてしまった、かも。
これじゃダメだ。行きつく先は三流。
時を超えて恩師の言葉が諭してくれたようだった。
長期間遠征の利点を活かして体力と気力が全快するまで休もう。
休んで全力で立ち向かおう。
それで駄目なら仕方ないじゃない。適性がなかっただけだ。
倒れるなら前のめり。
地にめり込むほど研ぎ澄ませ。
今回の収支
収入 $0
支出
Albertsons $45.56(Nujaが建て替え。Nujaと折半)
Smart & Final $20.8(Nujaが建て替え。Nujaと折半)