渡米遠征26日目 ~長時間稼働のジレンマ~
こんにちは。こんばんは。フィッシュ&チップスのフィッシュかもです。
今回は2019年2月9日(土)15時から10日(日)11時頃までをお届けします。
ご飯
15時頃に起きたかもは、身支度をし、寝ているNujaを置いといてご飯の準備。
煮干しの頭とはらわたを取って、煮立たせます。
アメリカではミネラルウォーターを使っているのですが、つい日本にいるときのように水道水で出汁を取ると、なぜか出汁が黒ずんでしまったので、泣く泣く廃棄。
煮干しを漉して二番出汁を取ることになってしまいました。
具材は玉ねぎとじゃがいもです。
玉ねぎが甘みを出して、じゃがいもが溶けて崩れて良い塩梅になるので、日本では好んでよく作ります。玉ねぎとじゃがいがもは日持ちもしますしね。
出汁を取った後の煮干しも、いつものようにふりかけにする。
ご飯ができたころにNujaが目を覚ましたが、低血圧のNujaはまだご飯が食べられない様子。
そこで、一人ご飯となりました。
食後は一人Commerceへ。
前日から稼働時間を伸ばしてます。
ブラフベットを封印しているので、ポットの獲得回数は減っています。
そこで、稼働時間を伸ばすことで、単純にその回数を増やそうとしています。
14時半頃からプレイを開始。
翌10時過ぎに、プレイミスをして、限界を感じて終了。
今回のコマ飯
ポーカーチーズバーガー。
フルーツプレート
今回の成績
ハイライトと反省
①KQo
K8596の3wayでUTGリンプコーラーKJoのリバー0.24potベットに降ろされる。
Commerceのプレイヤーはベットサイズにハンドの強さが透けやすい。
そこで、ストレートはなさそうである。
しかし、Kx系、たとえばKJのバリュー対象はKT,K4~2で、コールするかもあやしい。そんな薄いバリューを求めてリスクを取るのかと疑ってしまい、下2ペアを引かれた可能性が高いと判断してフォールドしてしまった。$280を得る機会を失う。
相手はそこまで深く考えているプレイヤーではなさそうで、約6回に1回勝てればよいオッズ。
相手を選んでコールするのも必要かもしれない。
あるいは、相手のプレイの分かりやすさをついて、ターンでベットフォールドラインのダブルバレルを打ち、リバーはチェックでまとめるのもあり。
この場合、リバードンクベットに対してはよりフォールド寄りか。
②×SB K5o
リンプインポット
KT73A
xxxxx
b15,cfff
xb25,f
BB won
SB showed K
BB showed T
BBのリバーベットサイズは0.45pot.
BBは、私がKを持っているとは思わなかったと述懐している。
フロップチェックアラウンドで回すとTPの可能性を捨象するプレイヤーがいる。
約4回に1回勝てればよいオッズ。
こういうのも相手を見てコールする必要があるのかもしれない。
しかし、リバーのA♠がドローを完成させ過ぎていて、とてもきつい。0.45potをベットサイズテルが出ているとみるのか否か。
③×BB KK
3 limped
BB 30,MP,CO call
T98x4
xxall-in 85,cf
CO showed 94s
CO won
平常運転。
④×CO AQo < HJ AKo
2 limped
HJ20,CO65,HJ call
KJxJQr
xb50,c
xx
b75,c
HJ showed AKo
HJ won
まず、リバーコールは明らかにミス。
フォールドが基本。
ただ、リバーレイズもありだったかもしれない。
㋐相手が3ベットコーラーでKKが薄いこと
㋑フロップにレイズがなく、Jがターンでペアになっているので、JJもKJも薄いこと
㋒QQは、Qブロッカーを持っているので1コンボしかないこと
㋓リバーのベットサイズが0.3potと小さいこと
㋔相手は、前にAハイの3betpotで、TTで小さなリバーベットを打っていたこと
などから、こちらのリバーレイズに耐えられるコンボ数が少ないかもしれない。
リバーレイズに耐えられそうなコンボを考えてみる。
JJ 1
KK 3
QQ 1
--ここまで4コンボは、余裕でコール
KJs 1
--この1コンボは、COのリバーレイズにはバリューしかないという考えに至るなら、コールするのもためらうプレイヤーが出てくるかもしれない。
QJs 1
AJs 2
--この3コンボは、だいぶマージナルに追い詰めれそう。
また、Commerceプレイヤーが思わず小さめのブロックベットを打ってしまいそうになるレンジを考えてみる。
AJs 2
KQs 2
AK 12
計16コンボ。
合計すると、22コンボ。
4/22=18%にイージーでコール・レイズされ、
18/22=81%を苦境に立たせ得る。
しかし、ブラフは今控えていることや、このリバーレイズの意味は相手に伝わるのかと考えていたら、思わずコールしてしまいました。はい、阿呆。
$325を得る機会を失う。
※注
勝ち頭のNuja様は、CommerceプレイヤーはAJsは降りないだろうし、AKもKQもここでは降ろせるか危ういのでブラフしないほうがよいというご判断でした。
確かに、ブラフの成否には、相手にレイズの意味が伝わるか否かに加えて、相手からみてかもがどういうプレイヤーに見られているかも関わっているので、大胆さとともに慎重さが欠かせませんね。
⑤×UTG 99<BU QQ
UTGで99でオープンすると数コール入り、ES60bbくらいのBUが20bbにスクイーズした場面。
4bet all-inを返し、BUにコールされる。
これは絶対にやっていけない大チョンボ。$310の損失。即プレイを切り上げました。
普段なら決してしないが、20時間連続稼働で衝動を抑えられなくなってしまったか。
どれだけ長くプレイしても、こんなミスをしてしまうなら-EV。
悪い癖が出る前に切り上げるメンタルの強さ、判断の速さ、的確さが必要。
振り返ると、いかに衝動を抑え、すぐに投げずに考え詰め切ることができるかという点が課題。
ポーカーは、とことんマインドスポーツですね。
分散を抑えたり、ポットを獲得するためには長時間稼働が必要。
しかし、高い思考力を維持するためには、長時間稼働はやはり考えもの。長時間やってもうまくいかないような日には、何やってんだろって無益なネガティブにもなるしね。
ジレンマ。
自分にとってバランスの良い状態を見極めないといけない。
ブラフも、通じにくい場所ではあるものの、その場でポットを獲得できるし、あくまで結果論であってベットの目的ではないもののその後のストリートの見通しを良くしうるので、限定的に用いることを考え直してよいかもしれない。
続く負けの中でも、損失を抑える戦いが続く。
考えることが尽きない、苦しくも楽しい世界だ。
1つでも多く、最善の判断をくだしたい。
今回の収支
収入 -$1,162
支出
往路 $3.74(かも一人)
復路 $4.16(かも一人)