渡比5000ドルチャレンジ26日目~生兵法は大怪我の基~
こんにちは。こんばんは。フィッシュ&チップスのフィッシュかもです。
今回は、2018年12月4日11時前から5日3時頃までをお届けします。
ペソ切れから一夜明けた、かも。
この日はバカプが最終日だったので、バカプのペソを買い取ってペソを補充する。
そして16時頃から稼働開始。
22時に終了。
2Fのパルミジャーノで、バカプの打ち上げ。
個人的には合わなかったけれど、主賓のバカプはとても気に入ったみたいで良かった。
食後は、宿へ。
バカプが12時から3時まで仮眠を取るので、3時まで起きておこうと色々していたのですが、丁度3時くらいに力尽きる。
あざーるさんが起きていてくれてよかった。
この日の成績
この日は2セッション。
①50-100 +19ドル
②100-200 -492ドル
合計-473ドル
主な原因はこれ。
UTG TT
r500,cccfcf
cf
97434
b2200,r5600ffff,all-in covering UTG 18000,c
SB showed 74o
SB won
この時点のハンドランキングは次の通り。
3カード
99 3
77 3
44 3
2ペア
97 9
94 9
74 9
1ペア
(AA-KK) 6*2
QQ-JJ 6*2
★TT 1
9X
88 6
7X
66-55 6*2
4X
33-22 6*2
OESD
T8 8
86 16
65 16
多人数とはいえ、2ペア以上でフロップレインボーにドンクベットを打つほど急ぐ必要があるのか疑問でした。また、マニラではミドル以下のボードが捲れたときにTPでドンクベットを打つプレイをよく目にしていたので、オーバーペアでレイズを返すことにしました。
しかし、返ってきたのはオールイン。
2ペア以上が濃くなりました。前のかもなら、そもそもフロップでレイズを返すことなくコール止めし、ポストターンでコールorフォールドにしていましたが、この日のかもは違いました。
SBのレンジが広いと思い、前日のプレイのGTO解析に従ってフロップオールインに付き合ったのです。
その時のポットオッズが27%なのに対し、2ペアに対する勝率が28%あったことも理由の1つですね。
でも、これはやりすぎでした。
前日の場合は、BU vs SBの3betヘッズアップなのに対し、今回はUTG vs SBで他に3名いる2bet 5 wayスポット。
公式の対象外に使用してしまうというミスプレイです。
また、そもそもポットオッズを27%にしてしまうフロップレイズに問題がありますし、3カードを考慮外にした点にも問題があります。
GTO解析
念のため、ヘッズアップだったときのGTO上の答えを出してみましょう。
OOPのレンジはこれ。
74oを含むレンジは75.57%ですね。ただ、SBは多人数であることを理由に広いレンジでコールしたと考えられます。したがって、ヘッズアップでこのレンジを用いるのは妥当ではないかもしれません。
これに対するIP、UTGのオープンレンジです。
ベットサイズは40%、70%、100%を採用。
フロップ
OOPは全レンジでチェックすべきですが、70%ほどをドンクベット。
このドンクベットに対し、TTは40%レイズを返すことがGTOになります。
これに対して、74oはコールがGTO。しかし、プレイヤーはオールインを選択。
これに対して、IPのオーバーペアはコールの純粋戦略になります。
しかし、現実には各プレイヤーのアクションに大きな偏りがあります。
今回なら、フロップのドンクベットや、そのドンクベットからのレイズオールインですね。
より精度の高い戦略にするためには、その偏りの看破が欠かせなさそうです。
勝てなくなった原因は何か
今回のTTのケースは、かもが今回の遠征で勝てなくなった原因を示しているのではないかと思います。
かもの海外遠征は今回で5回目。ポーカーの収支で赤字を出すことは5回目が初めてです。
4回目までとの違いは、ノートPCにPiosolverを積んで、事あるごとにGTO解析にかけ、プレイの指標にしてきたことです。
GTOについての知識や経験の浅い現状で中途半端に参照・反映することで、使いどころを誤ってしまう。
慎重に考えるべきスポットで、安易に解析結果にすがって、思考を止めてしまう。
その結果が、今回の赤字なのではないでしょうか。
生兵法は大怪我の基。
ならば、生きた兵法にまで昇華させるまで。
人より物覚えが悪い、かも。
何度も何度も痛い目をみて、ようやく1つ学べたら良い方です。
他人より長く、より多く経験して乗り越える他ないですね。
2NLzから出直しです。