渡比5000ドルチャレンジ22日目~3つのイカサマと特大ブラフ~
こんにちは。こんばんは。フィッシュ&チップスのフィッシュかもです。
今回は2018年11月30日12時頃から1日4時頃までをお届けします。
12時頃に起きた、かも。
シャワーを浴び、身支度を済ませ、ブログを書く。
今日はバカプが早出していたので、ウェイティングリストに代わりに登録をしてもらう。いつもなら順番が回ってきたときには電話をしてもらえるのだが、今はAPT期間中。イベント開催中は、電話連絡はないとのことらしい。
そこで、仕方なくRWMへ。まだご飯を食べていなかったので、Franksでチキンバンとフレンチフライを頼む。
そして、空きテーブルでテルさんと談笑。次の遠征地ロサンゼルスやラスベガスの情報を教えてもらう。
そうこうしていると50-100がオープン。そして、100-200がオープンしたので移動。
久しぶりに超絶バリュースポットを獲得。特大のオールインブラフも決め、気持ちの高ぶりを感じたので利確。このとき21:30。
すでにバカプとあざーるさんは食事を終えていたのでPOOL BLOWのKさんに声をかけてご飯へ。DAY 2を終えたSさんも加えて3人でJOHNNY CHOWへ。
ポーカー議論を堪能した後、男気が足りず、ご馳走になる。
その後、再び100-200へ。
ウェイティング中、2018年4月11日現在、日本人賞金ランキング5位の土川鉄也さんとお話しする機会がありました。嬉しいことに、かもを知っているばかりか、Twitter見てます。ファンです。というお言葉まで頂戴しました。
大先輩を前に恐縮です。
光栄にも食事にも誘ってもらえたのですが、あいにく食べたばかりで断る羽目に。ほんともったいない。
あざーるさんが帰るのに合わせて3時過ぎに帰宅。
3つのイカサマ事件
あと、この日まず2つのカード紛失事件を耳にしました。
1つはRWM。常連が「なんかおかしい。デッキを調べてくれ。」とこぼしたので、ディーラーが枚数を数えると、50枚しかない。残り2枚はあるプレイヤーの椅子の下から出てきたそうで、そのプレイヤーは出禁になったみたいです。
もう1つはCOD。いつも負けてはいるものの人気者の常連が、その日は珍しく大勝し、机のチップをごっそりポケットに入れてホテルへ。じゃあ帰るわーという声に、みんなからもまた明日ねーと笑顔で見送られる。
しかし、しばらくすると、常連の部屋にカジノスタッフ来訪。「すいません、社長。ポケットにAKが入っていると思うのですが…」とのこと。
どうやらこの常連さん、チップと一緒にAKをポケットにしまいこんでしまったみたいです。あれ、社長カード返したっけ?というプレイヤーの声で発覚。
同じカード紛失事件でも、こちらは笑い話で終わった模様。
すると、かもはこの日、自分がイカサマをする夢をみました。
ジャックポットを得んがために、カードをすり替えるという内容です。
そんなことうまくいくはずもなく、映像チェックで簡単に看破されます。
イカサマは詐欺。気の迷いで何ということをやってしまったんだと大きな悔いを抱えながら目が覚めました。ほんと夢でよかった。
この日の成績とハンドレビュー
この日は全部で3セッション。
①50-100 +26ドル
②100-200 +815ドル
③100-200 -489ドル
合計+353ドル
まずは③.これはKK<AAの-600ドルが大きいですね。
オープン800にインポジから2700を返すと、「イッツマイターン」という大きな掛け声とともに30000のオールインを返されました。
このときの100-200テーブルは、割とポーカー打てる人が多かったので、色んなレンジがあるかなと思い、KKでのスナップコールを決断したのですが、どうやらその人は例外だったようです。反省。
なお、私がスナップコールをすると、相手のプレイヤーは「え、コールするの?」って素で驚いてました。一体どういう未来を描いてたんでしょうね。
そして、②。ここでは、久しぶりの超絶バリュースポットと、特大オールインブラフを決めました。
㋐
〇BB 99
r700,fcffcf
cc
Q93xy
xxxb2300,fc,all-in almost 10000,c,all-in almost 20000,f
UTG showed Q◆9◆
BB won
㋑
◯UTG+1 AJ
cr900,ffffc
ccc
443TJ
xxxxx
xxb2000,cr6000,fc
xb14000,all-in almost 34000,f
UTG+1 won
BU said 54
まず、㋐はラストのアクションをオールインにしたのですが、コールに留めるか悩みましたね。ただ、コールに回しても、ターン・リバーでバリューベットにコールをもらえそうにないMPだったので、単に降りてもらい、UTGとのヘッズアップに持ち込みました。
また、㋑は前提として、BUが前日も同卓した相手で、ルースだが状況判断が的確であるという情報を得ていたのが大きいです。また、BU自身も私をある程度知っていました。
そこで、ターンのBUのレイズで、相手のレンジが次のように絞れました。
※注 本来は3wayでの6000へのレイズですが、 ヘッズアップしか計算できないPiosolverの特性から状況をヘッズアップに変更。2000×2をポットに入れ、IPのベットサイズを4000に。また、上記レンジで100%ベットするようノードロックをかけています。
44 1
TT 3
43s 1
33 3
4X
AA-QQ 6*2
JJ 3
65s 4
♣♣
43周りのGSSD×FD
そして、かもはA♣J♣の2overNFDでコールを選択。これで、BUにかものレンジにオーバーペア以上があることをちらつかせます。
※上記レンジで100%コールするようノードロックをかけています。
そして、リバーJ。かもはTPTKへ。
ショウダウンバリューがあるかもしれないので、とりあえずチェック。
すると、85%potベットが飛んできました。
このBUがリバーで大きなブラフをショウしたことはなかったので、かもは、BUのレンジを次に絞りこみました。
※TTとトリップスは100%14000をベットするようノードロックをかけています。
44 1
JJ 1
TT 3
43s 1
33 3
4X
AA-KK 6*2
どうやらかものTPTKにショウダウンバリューはありそうにありません。
しかしながら、このAJは相手のJJをブロックし、コンボ数を減らしています。
そこで、ブラフレイズオールインを検討。仮に、BUからみてしっかりバリューベットを打っているかもがオールインをすれば、状況判断がしっかりできるBUは次の通りに行動するのではないかと思いました。
44 1 C
JJ 1 C
TT 3 C
43s 1 C/F
33 3 C/F
4X C/F
AA-KK 6*2 F
Cが確定なTT以上は5コンボ。無差別化されそうなのは4のトリップス以上43フルハウス以下。ルースなBUは、42s,45s,46s,47s,4Ks,4Asの2*6=12コンボくらいは持っていそうです。
これに対し、かものオールインは0.45potレイズになり、必要勝率は23.6%です。
これならAA-KKはさすがにプリフロップで3ベットを返すだろうことを差し引いても、ブラフオールインすることが正当化されるなと思ったので、かもはオールイン。
相手は、「JJでしょ。私は54sだよ」と言って、フォールドしました。
普段のプレイの積み重ねは、ここぞという局面で役立ちますね。
ありがたき。
ただ、上記のプレイは、あくまで数々の前提(ノードロック)を踏まえた上でのGTOプレイに過ぎないです。
次に示す通り、搾取可能性を19%以下に減らせない脆弱なプレイラインなので、ご使用する場合はお気を付けください。