フィリピン遠征を振り返る
こんにちは。こんばんは。フィッシュ&チップスのフィッシュかもです。
今回は、9月10日-10月7日に行ったフィリピン遠征を振り返りたいと思います。
まずは、今回の総評。
今回は、27泊28日で、およそ295時間・82セッションをプレイし、3,768ドルという利益を出しました。
そのうちキャッシュゲームであげた収益は4,468ドルで、時給9bbの15ドルですね。
トナメは3戦ターボに出て、すべて敗退。-700ドル。
出たのは、APTのメインサテライト及びチャンピオンサテライトと、スーパーシリーズのWarm Upですね。
キャッシュプレイヤーのかもにとって、ターボトナメはやはり性に合わないのかもしれませんね。
セッションごとの収支の変遷をグラフ化すると次のようになります。
前半、中盤、後半にそれぞれ3つの山を築きましたね。
序盤好スタートを切りましたが、メインサテライト敗退後、メイントナメ出場に執着し、プレイバランスが崩れました。
中盤盛り返しましたが、プリフロのリンプレイズ、4ベット、NYBRに抵抗したことも響いて伸び悩みます。
後半は、これらの反省を踏まえ、精神的・肉体的に調子を整えることを重視し、またプレイを修正して、利益を拡げていきました。
稼働場所は主にRWMですね。
この理由は次の通りです。
①APTがRWMで行われた
②レーキが5%であり、他のカジノの10%に比べて安い
③美味しいご飯が食べられる店が多い
④SOLAIREと異なり、マスクの着用が認められている
⑤付近の治安が良さそう
③
卓のぬるさや100-200の開き具合から、SOLAIREを一時拠点にしようかと考えましたが、ご飯が致命的においしくないことを踏まえて断念しました。
④
また、マニラのカジノでは、ポーカースペース内は禁煙なのですが、同じフロアにあるカジノスペースでは喫煙が認められているんですよね。
そのせいで、ポーカースペースにも副流煙が流れてきます。
かもは喫煙しませんし、ずっと副流煙にさらされるのも嫌なので終盤はマスクを付けるように心がけていました。
しかし、SOLAIREではセキュリティの面からカジノ内のマスクの着用は禁止されています。
この点もSOLAIREではなく、RWMを拠点に選んだ理由の1つですね。
各レートごとの収支と、セッション数、プレイ時間は次の通りです。
前半・中盤は用心し、0.5-1、1-2で長時間実験・修正を繰り返していました。
しかし、後半は収益性の高さと、かものプレイの質を維持できる時間的制約からほとんど2-4にしぼってプレイをしていました。
ただ、2-4は常に開かれているわけではないことに注意が必要です。
夕方もしくは夜から翌未明にかけて行われるイメージですね。
レートを倍にすると、時給が3倍になっています。
これは0.5-1ではショートスタックが多いのに対し、2-4ではディープスタックが多いこととも関係があるように思います。
2-4は、それ未満のテーブルに比べてアグレッションも高かったですね。
もちろんルースパッシブなお魚さんも泳いでいますが。
仮に今回の遠征でプレイした時間をすべて2-4に費やしたとすると、
時給25ドル×295時間=7,375ドル
となります。
次回は2-4を主軸に、4-10にチャレンジする形が取れるとよいかもしれません。
4-10はトナメ期間中じゃないと開きませんが。
遠征時期と期間について。
遠征期間については、以前の記事「長期滞在のすすめ」でも述べましたが、1日当たりの費用を抑える点で、できるだけ長期滞在がよいと思います。
フィリピンはノービザで30日まで滞在できるので、今後もこの30日を基本に据えようと考えています。
時期は、トナメの前から現地入りして、トナメ終了とともに帰ってくるのがよいと思いました。
理由は2つあります。
1つ目は、トナメがない期間の方が卓がぬるかったことです。かもの渡比は9月10日から10月7日で、APTが9月13日から24日に行われましたが、APTが終わってからの方が卓がぬるかったのです。
特に今回は、APT終了後、ベトナムでWPTとAPTが行われたということもあって、有力なプレイヤーがベトナムに流れたことも大きかったように思います。
2つ目は、トナメの参加のしやすさにあります。
今回は渡比後3日でAPTが始まったので、旅の終わりにどれくらいの利益を残せるか見通しが立たないまま、トナメにエントリーすることになりました。
次回は11月27日から12月6日までAPTが行われるので、11月8日から12月7日あたりを目途に渡比しようと思います。
トナメが始まるまでに20日ほどあるので、旅の終わりの収支予測が立てやすく、分散の高いトナメにどれくらい投資するか決めやすくなると思うからです。
経費について。
主な経費は、以前の記事「長期滞在のすすめ」でも紹介しましたが、次の通りです。
エアー ¥14,890+¥8,296
ホテル ¥4,800/3泊+¥50,975/12泊(内2泊は同居人がいたので-¥4,000)+¥6,679/2人・3泊+¥10,749/2人・2泊+¥10,316/2人・2泊+¥29,907/2人・6泊
夜行バス¥6,000
電車¥1,100
リムジンバス¥2,550
合計¥113,436
韓国遠征と違い、比遠征ではこれに加えて食費がかかります。
また後半はマッサージも利用しました。
これらにいくら使ったかは不明です。
しかし、ペソの残高を比べることでざっくりと算出することはできます。
かもは渡比後、20万円を96200ペソに替えました。
そして、帰る時、182000ペソをデポジットし、54900ペソをドルに替え、今手元の紙幣が4940ペソあります(小銭は面倒なので省略します)。
差し引きすると145,640ペソ。
これが利益から現地での支出を引いた分ですね。
100ペソ=200円=2ドルで収支を計算しているので、
145,640ペソは2,912.8ドル。
3,768ドルが総収支なので、
3,768-2,912.8=855.2ドル
この855.2ドルが、食費やマッサージ、タクシー代、マスク代の合計になりますね。
したがって、
今回の遠征の純利益は、
1,778.44ドルほど。
経費+αを出すという目標はクリアできました。
4泊5日、7泊8日、12泊13日の3度の韓国遠征では、トナメの参加時間が長く、かものキャッシュゲームの実力を推し量ることはできませんでした。
そこで、今回のフィリピン遠征ではキャッシュゲームを主軸に据え、かつ、食費のかかる環境で、市場とかもの長期遠征への適性を調査しました。
調査の結果は、かもはポーカープレイヤーとしてやっていけるが、レートは2-5以上にした方がよいというものでした。
この調査結果を受け、
かもは、今後の予定をざっくりと次のように立てました。
2018年
①11月8日頃から12月7日頃まで フィリピン遠征
2019年
②1月から3月にかけて ロス&ベガス遠征
①では、今回の調査結果を活かして、利益の最大化を図ります。
②では、バンクロールの増大を狙います。
そして、両方ともうまくいけば、マカオやヨーロッパに攻め入るつもりです。
遠征に並行してGTOの研究も進め、200NLz、500NLzの攻略をしたいですね。
以上、フィリピン遠征を振り返り、今後の展望をざっくりまとめました。
ではまた!