ベットに直面したときの考え方
ベットに直面したとき、皆さんは何をどのような順で考えますか。
最近、次のような考え方がよいのではないかと思い至ったので、備忘録として残しておきたいと思います。
客観面
⓪SPRを考える
①論理的に可能な役とそのコンボ数を強い順に書き下す(ハンドランキングを作成する)
②合理的に妥当な役に絞る
③ハンドランキングにおける、自分の役の位置を確認する
④各役の最適なアクションを付記する。ベットサイズまで考慮できるとなおよし。
⑤直面しているベットがバリューベットである場合に考えられる役とコンボ総数を概算する
⑥直面しているベットがブラフベットである場合に考えられる役とコンボ総数を概算する
⑦⑤と⑥の割合を考える
⑧ベット時のヒーローのハンドレンジが、ベッターからどのように映っているか考える
主観面
⑨ベッターのPFAとベット確率を考える
⑩ベッターのバリューとブラフの割合を考える
ざっと書いてみると、こんな感じです。
特徴は思考の順番にあります。すなわち、まずはベッター固有の情報を無視して、ポジション、アクション、エフェクティブスタック、SPRという客観的な情報から自分の役の妥当なアクションを考え、そのあとにベッター固有の情報から修正案を出して、両者を比較して考えるのです。
その理由は、ベッター固有の情報を一旦無視して妥当なアクションを考えた方が、恣意的な判断に陥りにくいと思うからです。
刑法解釈でも、検討過程のミスを減らすために、被疑者の主観面を考慮する前に行為・結果・因果関係という客観面から検討を始めるといいます。
何も考えずにすぐにアクションをして、自分のスタックを危険に晒すことは避けましょう。
他にこういう考え方があるよというものがありましたら、教えてくださると幸いです。